卒業制作①?
今回は、「これが図工の指導?」がテーマです。
勤務校では、卒業制作として、木彫オルゴールを作成しています。
6面に彫刻刀で模様を彫っていくものです。
なんと、3学期の図工(週2時間)は、全てこれです。もっと言えば、12月も。
そもそも卒業制作とは、
「これまでの学生生活で学んだ知識や技術を注ぎ込み作り上げる集大成的な作品」
のはずですが……、
指導は、
①卒業制作でオルゴール作ります。
②こんな模様あるよー
③練習してみよー(下書き→ほる)
④本番用の下書き描くよー
⑤彫ってー
ですよ。ほぼ丸投げです。
彫刻刀?4年生以来、使ってません。
で?卒業制作?
はい?
子どもらは、
「なんで、作らないといけないの?」
「何でオルゴールなの?」
「そもそも卒業制作って何?」
「どうやって彫刻刀使うの?」
ごもっとも。
そっからです。
この学校では、毎年恒例のようですが、
子どもらにとっては、、
そんなのかんけーねー😓
毎年やってるからやるって何なの?ですよね。
100歩譲って、やるにしても最低でも4年生の段階から少しずつ卒業制作へ向けての技術も意識も高めて積み上げていくべきじゃないかな。
わけわからん。
教室内ってこんなんばっかり。
子どもは、えらいです。
素直に聞いてやってる。
でも心の中では、「何で?」ですけど。
このような丸投げ指導の先には…、
①得意な子、細かい作業が好きな子→
どんどん自分で進めていくことが出来る。
②苦手な子、不器用な子→
地獄の時間。
前者の子達は、ほかっても分かるし楽しいし、むしろ自分で考えてやりたいから、、楽しくやっていける。
が、
問題は、後者です。
分からない子ってほんとに分からないんです。
下書きの直線の引き方から、1センチづつポイントしていく方法とか、彫刻刀の持ち方から…。
でも、それは、決して悪いことでも何でもなく、当たり前で、本来、このような子が分かるようななるための教師がいるべきですが、、、
この子らは「置いてきぼり」です。
幸い、先生に聞く事が出来る子はまだいいんです。
大人に先生に簡単に聞けます?
聞けなくて黙っていることしかできない子って山ほどいるんですよ。
でも、教師は黙っている子はいい子として処理し、気がつかないんですよね…。
無謀な課題を教師がぶつけておいて、
指導しない。
なんともひどい。無責任な😅
4月当初、どう子供らと関わるべきか探りながら勤務していました。
担任でもない支援的な指導の立場。
私の役割は、きっとこんな黙っている分からない子へのヘルプだと思う。
もちろん本来は、担任の仕事。
私は、分からないを分かるにするのが教師の役割なのは、間違い無いと思っている。
しかもクラス内の子全員。全員です。
よほどの勉強熱心な教師は置いておいて、
このような子を救える教師、少なくともこのような子がいる事がわかっていてもがいて頑張っている教師って少ないのかもしれません。
私が担任をしていた頃、わからないままの子どもに本当に申し訳なくて、申し訳なくて、必死に勉強したけど、なかなか難しくて、、、
「一緒に休み時間に遊ぶことが今の子供達に出来ることだ。」と真剣に遊んだのを覚えています。
今は、このような立場だかこそ助けられる子供たちはたくさんいる。
そんな日々です。
かなり中途半端ですが、次回へ続く…。