めあてって必要?
この市(多分)は、授業のはじめにめあて、課題というものを設定します。45分の目標?みたいな?ものです。
今回は、「めあては、必要ない」です。
例えば、算数。
「図を使って考えよう」
「重なりに注目しよう」
など。これを開始約5分でノートに書かせます。
その後読ませる。(この内容自体が分かりませんが…)
次に、教師が問題を板書し、子ども達がノートに書きます。
ここまでで約10分強。(全員できていないときも多々)
何をするのかはっきりしないめあてを書き、読み、問題を書く。
これ、何か学べていますか?
私は、毎日ある算数の時間、T2として指導に入っています。
この空白ともいえるこの時間が無駄に思えてしかたがありません。
少なくとも、前の県ではありませんでした。
それが、現在の県では突然登場し、あたかもこれが「普通です」というように
どの教師も使っています。
はじめは、
「そうかそんなやり方もあるのね」と
「勉強になるー」と思っていました。
しかし、疑問を持つようになりました。
ノートにきちんとめあてと問題を丁寧な文字で書いている子が、
その単元を習得しているかというとそうではないのです。
書けていない子が、しっかり習得していることも少なくありません。
書きなさいと比較的強い指導で、
書かせているけれど、学力に結びついていない。
もしかして、めあてって必要ない?と思い始めました。
そして、「必要ないな」と思った決定的な授業がいくつかありました。
(また投稿します。)
6年生だからといって、かけ算、わり算、完璧な子ばかりではありません。
少数、分数が出てきた瞬間に混乱する子もたくさんいます。
10分もあれば、
8、9の段のかけ算を唱えてもまだまだ余ります。
小さなプリント1枚して答え合わせまでできます。
そのほうがよっぽど学力に結びつくのではないか。
学びました。
私は、この先授業で「めあて」使わないでしょう。
必要だと学校の研究で言われたら、
教科書に書いてあるし読んで終了(10秒)にしたい。
つづく…