あっこブログ

小学校で非常勤講師&3人のママの奮闘記 

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ある算数の時間

以前、めあてに対する疑問を書きました。

 

 

今日はその続き

「めあて不要論〜決定的な事件と授業〜」

を紹介(①〜③)します。

 

 

 

 

①めあてを3,4時間書き忘れ続けちゃった事件

 

教務(40代ベテラン)の教師が担当する算数の授業。

タイトル通りにめあてを書き忘れつつ、毎日の算数の授業を進めていく。

忘れながら、3、4日間過ぎてゆく。

 

 

T2の私は、1日目は気がついたものの、

そのうち、めあてがないことにさえ、気がつかなくなりました。

その方が、すっきりして違和感がなかったのだろう……。

もともと、どうでもいいと思っていた事もありますが。

 

 

子どもらは……。

「めあて、ありません!」

「書いてください!」とは言いません。

 

 

言いにくいのもあるとは思いますが、

子どもらにとって、言うほど必要ではないということがはっきりした出来事でした。

 

 

別に学習するにあたって困ることがない。

どっちでもいい。

 

 

だったら、時間を違う事に使ったほうがいいと思った私でした。

 

 

 

 

②子どもがはっきり言ちゃってる事件

 

①のように、同じ教師がめあてを書き忘れたことがありました。

 

その日は、

 

教師「あっ。めあてを書き忘れた!これから書き足しておいて!」

 

 

と言い、授業の流れを急に中断。

わざわざ書かせる場面。

 

 

すると、

 

 

とっさに、ある活発な男の子が

「別にいらなくね??」

 

 

と、ぼそぼそっとちっちゃな声でつぶやく。

 

 

私の心の中(だよねーー)

 

 

思わずにやけてしまった私。

 

子どもは必要性を感じていないのです。

ただ、教師が書くぞというから何となく書いているだけ。

 

 

私のめあて不必要論がまたはっきりしました。

 

 

 

 

③ある算数の時間の矛盾

授業者は、20年近い経験のあるであろう指導教諭。

 

めあて「図を使って考えよう」

 

〈問題〉

子ども会で、みかんとバナナを配る。

みかんが欲しい人…18人

バナナが欲しい人…20人

両方欲しい人…11人

一方だけの人は2つ、両方の人は1つずつもらえるそう。みかんとバナナ、各何本準備すべきか。

 

 

子どもの解答は、1つではなく。

さまざま。

いろんな解き方がある問題。

教師側も、いろんな解き方が出てくるようなら発問の仕方をしている。

子どもらは、図と式を書いている。

 

 

 

机間巡視していたその教師。

「この図から、この式にはならないよね。」

 

ある女の子の考えを改めさせたのです!

 

 

「ええええ!!!」

 

 

いやいや。

あなたの図の解釈と彼女の図の解釈が

異なるだけでしょ。

 

 

 

何よりも、あなたの提示しているめあての

「図を見て、考えてる」

から、まるじゃないんですか?

 

 

完全に否定してる。

 

 

しかも、その子の解き方は、

答えにたどりつかないわけでもない。

この先よく使う解き方の1つ。

 

 

教師が、めあてを提示しているのに、

めあての意味が全く理解できてないじゃない??? 

 

めあてって子どもにマイナスか??

 

 

要らなーい‼️

 

めあて、意味ない~。

 

要らない~~。

 

 

ということで、

 

私は、

「めあては要らない!」と結論に達しました。